新しいファミマが街に増えるたび居場所をひとつなくすのは誰
容疑者と呼ばれた夏も青空で入道雲が威張っていたな
斎場の灯りがついた夜にだけ許しあうこと許してほしい
ビブラートできない鳥は殺してもいいんだよってママが言ってた
手放した瞬間輝きを生む君のこと どこから食べてあげようかしら
ウェディングドレスについた一点の汚いシミが私の残滓
「幸せを探しています」死因だけ求められても困っちゃうから
嘘つきは満月の夜に逝くべきであると信じてあなたを絞めた
私にも虹をかけてよ平等が正しいことだと言い張るのなら
花火には終わりがあるね 美しい終わりがあるね 僕と違って