やわはだ

さよならを置き去りにした二人して永遠求めツツジを啜る

幼な子の黒目に問うてみるがいい ちゃんねるを見る背中はどうか

やわ肌についた傷ごとよろしくね あなたの爪が弾く思い出

省みることのできない阿呆烏 正義の皮を被った行列

今日未明行方不明になりました 確かに君を好いていたのに

イヤホンを分けあう部屋の片隅でおどけほつれてひとつの影に

嫌味など上手くなっても意味がない 生きる旨味は猫が知ってる

歌声で愛を仕立てる人がいる この世はまだきっと大丈夫だと

トンカツのカロリーを知る瞬間は告白前にとても似ている

もしかして花が咲くのは君のせい 私の気持ちに水を与えた