抵抗

支配者の寝顔に油性マジックで綺麗な花を描いてあげたい

怒るべきときがあるから今はただは葦の隣でゆらり揺れてる

ステータスなんかできみを見ていない 学歴 お金 ぜんぶモノクロ

誰がどう言ってもがいいさこれからは君の隣が私の居場所

ササクレのある指先で触れられて痛みを知ったつもりになって

チカチカと蛍光灯の明滅にあの子の名前を思い出す夜

ひっそりと生きてゆきますこれ以上呼吸するのをバレないように

秋空は君の信じた神さまがこぼしたインクでできてるんだ

この街が今では好きだネオンと鳥が仲良しだから

支配者はたいてい寂しがり屋さん 必死に葦を友と呼んでる