正しさ

理解してなんて言わない私たち輪廻の外で幸せだから

滲んでる境界線を引き直しもう一度だけ正気を保つ

終焉に向かう世界を泣き喚く貴方のせいにしてしまえたら

最後尾からの方が早い 閉じてゆく日を数えるならば

正しいと叫べばいいのに本当はわかっているの正しくないと

切ったはずの縁がぬくりと蠢いて春が近いと囁いている

後悔はしてもいいけどそれならば私に気持ちを伝えてから

文庫本のカバーの隅に君の文字 柔いとめはね 嫉妬しました

未来とか明日とかに希望的観測を持つのは誰のせいかな

生きていることはとっても泥臭く潔いことと信じている月