darling

お願いまだ冥福は祈らずに
薄汚く居残らせておくれよ
今日も懲りずにまた
目を覚ましたんだよ
自問自答は放物線を描いて
私を拒絶し続けるけれども

生きるってさ
生きてくってさ
諸々食ってさ
腐ってくことか

それでもやっぱ生きていくから
ちくしょうって雑な言葉遣いを
darling、君に注意されたけれど

いやらしいギターの旋律で
明日も明後日も酔わせてくれ
だから、勝手にそうやって
そうやって冥福を祈るなよ!

パッケージングされた日々
揶揄で寂しさを紛らわして
黒い林檎を食い散らかして
人々は何処へ行くのだろう

いいから黙ってて
いいから黙ってて

喜劇報知機が鳴り響く箱の中で
私はシリアル番号をつけられて
えらく合理的に管理され或いは
出荷され、
消費され、
溺れ、溺れ、詠い、泣き喚き、

疲れて、眠るほか無い。

幸せならばもう手中にて
握りつぶされましたとさ
darling、君の口癖を今
世界中に曝露してやるよ

天国がガバっと口を開けて待ってる
地獄がもろ手広げて待ち伏せしてる
扇動者よ、そろそろネクタイを外し
真っ黒な正体を晒す覚悟を決め給え

どこまでも無力な私は踊りながら
明日に一切の希望を繰り越さずに
今日、呼吸をするので精一杯です

darling、どうして嗤ってるのさ