我もまた少女だったというひとの思い出に載る灰のアルバム

悲しいと爪を噛む癖を叱ってくれたあなたの影を踏んでた

その人が絶対であり神であり愚者であったと気づくのが恋

大切を大切にして大切に抱えていたらグレーになった

もう一つ穴を穿った右耳に堕ちた彗星を下げて生きろ

とりあえず死なないでおく連続で今日の今日まで生きてきました

輝きを強制されてその辺のホコリを集めかぶった青春

朝ごはんに出された皿の卵さえサニーサイドが煌めいてる

どうせなら笑って受け取ってください 天国行きの片道切符

彼岸より手を振る人の優しさに涙するほど虚しいみたい