ひとり

言い訳を考えてたら朝が来てああこれだなと太陽を蹴る 

光あるところの影が私です 必要悪と呼んでください 

パソコンで「じしょう」と打つと「自らを笑う」と化ける我のスペック 

事件簿に載らない私の喜劇にもちろん千秋楽なんてない 

人間が美しいとは意外です 悲しいだけかと思ってました 

真実を告げぬニュースキャスターの顔にナイフとフォークをあてる

苛立ちが朝焼けを映えさせるから寝不足のままインスタ見てる

月がなぜ地球から距離を置くのか なんとなくその気持ちがわかる 

旅立つと決めた私を引き留める者がただの一人もいない優越 

ひまわりの終わりは無残 あまりにも光を求めすぎた罰だろ