やせがまん モンブランまで敵とする 

口笛を聞いてくれるよ秋の雨 

もうドアを閉じてしまうね吾亦紅 

突き詰めて結ぶりんどうの紫 

お願いよ海猫帰るまでここに 

さよならがなぜに尊い藍の花

愚かさに輪をかけてゆく夕化粧 

欠けてゆくことも楽しい居待月