夢を見て夢が破れて夢のなか夢にまでみた夢の世界よ
夏空を誰も見上げず笑ってる ノートの隅が日のあたる場所
あの夜を小瓶に詰めて朝が来ることを嫌がるまぶたに塗った
鐘の音が響いていると君は泣く カーテンだけがゆらと応えた
優しさはひまわりみたい うつむいて朽ちても誰も気にも留めない
空に星 地に海 風が歌う星 私の部屋は何処にもないの
何ひとつほんとのことを教えない それがあなたの優しさですか
今もなお海馬に遺る体温を拒絶するために卵を割る
どうせならちゃんとぜんぶを潰してよ 原型なんて留めないでよ
太陽の子ではなかった私たち それが犯行動機のすべて