生真面目は褒め言葉ではありません そろそろ上着を脱いだならどう
目に映るすべて愛してみたかった かつてあなたがそうしたように
嘘をつくとき両の目がよるという癖に気づいた私はえらい
目薬を五階からさすチャレンジはギネス記録になるのでしょうか
まなざしは雨が降るとき柔らかく春の予感を呼び覚ましてく
古本屋で再会した「書を捨てよ、町へ出よう」を凝視する夜
前髪が目にかかってる 通り雨 季節はずれの遠雷に寄せ
ヤバくない? 痛くない?マジウザくない? だけで成り立つ会話のつらみ
暗闇の中で唯一光ってた君の目ん玉まるでビードロ
目と目と目 あれおかしいな星々がぎょろりとこちらをご高覧中