第十一話 糸(予感)

気疲れして、笹塚駅のドトールのカウンターに身を沈めてしばらくぼーっとしていたら、目の前に置いたスマホが鳴った。彼からのラインだ。 「どこにいるの?」。 ん? 南口のドトールって送ったはずだけれど。 続けてラインは送られて … 続きを読む 第十一話 糸(予感)