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不機嫌なきみの向かいで風水のせいにしてみるケンカの理由
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お湯足せばまだ味が出るのに席を立つような人とは生きてゆけない
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よく食べてよく寝て笑いお薬を飲んでいるけど苦しい 許せ
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血を吐いたこともないけどつらいって言う許可だけは出してください
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お客様何名様で何用で何様としてお越しでしょうか
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入ったら不良になると脅かした祖母の手元で揺れてた煙草
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「新聞のインクのにおい嗅ぎたくて」君のとなりの正当事由
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我先に号外欲す黒山にスマホを向ける他人事として
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小説に矛盾を見つけほくそ笑むこの悪趣味を断罪すべし
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まずこれはフィクションという前提でなぜアッサムにわさびを添えた
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テノールがバリトンになりバスにまでおちて最後はやわいソプラノ
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占いであんた死ぬわよと告げられ知っていますと言い返せない
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教習車をあおるバンの運転手みたいに惨めな反面教師
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五時間目終わったらすぐに来なさいほんとのことを暴露しなさい
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優しさや正直さって教科書の従属よりも後ろに載ってる
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二十歳までお酒飲まない約束を十八歳まで守ってみせた
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喝采はひかりにとける設定でスポットライトを恐れる主演
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現実が揃いも揃って虚仮脅す宙に浮く目がナイフを捕らう
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獣にもわたしにも血が流れてて獣にもわたしにもあああ
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お薬がまた増えました君からのラインが来ないせいだと思う
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あとでまたキスくらいならできるでしょそんなおごりを後悔してる
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春が来たきみがほどけた春が来た私がはじけた春がまた来た
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陽光にあぶられたアスファルトの香 狂気の十分条件となる
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ちょっとしかわかりあえない私たち溝も絆も深めがいいね
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暗闇でピンク・フロイド聴くそんなあなたのファンキーモンキーさが好き
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リエゾンを嫌ったきみの泣き声にわたし輪唱してもいいかな
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虫ピンであらゆる影を留めましたむしゃくしゃしてて誰でもよかった
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あなたからもらった詩集が進まない「ペンギンサラダ」題名が無理
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長いのにせっかちなもの なんでしょう 短いけれどのんびりなのは
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お風呂場で読んでた大江健三郎にまで嫉妬を隠せぬ春の夜
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また街にスタバとファミマができたって無限増殖するんじゃないか
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選ばれし者は受け身の過去形を喜んでるお気楽なやつ
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手を洗う、の「を」です 先生洗うのは目とか鼻ではだめなんですか
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働いて働いてまた働いて働いて働いてもう嫌
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赤ペンは赤いペンではありませんペンギンサラダの もう結構
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あちこちに保険をかけてアンパイを集めることが唯一の趣味
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半分は優しさですがそのほかはなんだと思う？ あなたもけもの
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殺人がライセンス制度化され受験勉強に打ち込む二十歳
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参考書なんでラインをそこに引く誰かが描いた四コマ漫画
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図書カード二枚くださいあの人とおんなじ本を買えますように
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眉のうえ人さし指で触れられて選択肢などないとわかった
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だからもうペンギンサラダはいらない それより録画忘れたでしょう
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さっきから同じ返事をしてるけどたぶん私と会話してない
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手料理のレパートリーは三種類うどんにパスタ ペンギンサラダ
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さよならは突然がいい予告編みたいな恋はもうしたくない
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鼓動ごと飲んでくださいこの恋をなかったことと処理するために
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悲しみは幸せひきたてるスパイスほどよくあればほどよくあれば
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誕生日七夕なのと笑む人に「知らんがな」って言えばよかった
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隕石を浴びてみたいなどうせなら紫色を構成したい
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ここからはスタジオ（リアル）に戻します カップ麺ってなんで嬉しい
