ぴかり

沈黙はあまりにも美しすぎて

怖くなるから破ってしまった

秘すれば咲く花は散りました

夜空に煌めくぴかりお星さま

今年も出逢えたオリオン座も

無常以上に官能的な音を立て

彼方へ沈んでいくのでしょう

お願い置いてかないで

まだ目を凝らしていて

もう待てる自信がない

なぜ、と問われたなら

いいえ、と拒絶をする

そうするしか術が無い

永遠を望んだ愚かさを

責めるのは初冬の風と

他ならぬ己の影であり

約束の長い煉瓦道を

未練で構成された

思い出で汚した

その罰として

私は今一人

瞬きして

静止し

寡言

落下

制止し

呼吸して

きみと二人

その代償なら

永遠を望まずに

いつかの終わりを

じっと見つめている

驕慢な黒猫より賢しく

温める方法も手段もない

この手がもしも許されれば

私はこの夜を越えてゆく

鏡の前でもう一度だけ

笑ってみたいと願う

また強がりだねと

いつものように

お願いだから

からかって