はじめて オーケストラの演奏が零時ぴったりに見事にフィニッシュし、拍手と歓声と派手な花火の演出が、2018年の始まりを告げた。「あけましておめでとう」私が言うと、彼はあくびをしながら「うん」とだけ応じた。それからまもなく、二人して眠りについた。初日の… 2020-06-27掌編小説 更新履歴おみくじ,ふたり