今日の短歌 すべりだい
1 もう散るね とっても嬉しそうなきみ終わりってそう、救いだからさ 2 ピカピカの一年生かおめでとう今が一番輝いてるよ 3 すべりだい滑り落ちてく楽しさを大人になっても忘れていない 4 読まれずにほこりをかぶる美味しんぼ…
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1 もう散るね とっても嬉しそうなきみ終わりってそう、救いだからさ 2 ピカピカの一年生かおめでとう今が一番輝いてるよ 3 すべりだい滑り落ちてく楽しさを大人になっても忘れていない 4 読まれずにほこりをかぶる美味しんぼ…
1 全自動タマゴ割り機で好きなだけ卵を割って暮らすのが夢 2 チロルチョコ23円。青春がそろそろ歴史の本に載る頃 3 「変ですよ、それ」と言い出せなかったし誤解のほうがたぶん平和だ 4 世の中はいつになったら慣れるんだミ…
1 たぶん犬じゃないかなそうじゃなかったらあの鳴き声は通報案件 2 あの人はいずれ教祖になるだろう履歴書にそう書いてあったし 3 誰か見てきたんだろうか恐竜に水玉描けば修正される 4 定刻にわたし以外の声が沸く 喝采、喝…
1 結局はイオンモールに行くきみとヴィレヴァンがない街に住んでる 2 名言を残そうとしてうわすべる下心ってベンゼンくさい 3 ハトサブレ血走った目で睨んでも好きだから割る美味いから食う 4 「ゲームだよ」殺人犯の声色でぷ…
1 「私より先に死んだらぶっ殺す」せいいっぱいの愛の告白 2 勝たなくていい負けなけりゃそれでいいにこにこしてりゃご飯もうまい 3 コンプラを気にする体ていで笑ってるそんな奴らに救いが要るか 4 似顔絵を吉沢亮りょうに寄…
1 あちこちに劇場がある風が吹く思考停止を演じ続けろ 2 ほんとうを載せてくれない教科書を疑える奴だけ持つ翼 3 ファミレスで配膳ロボに喜ぶ児びびって道を譲るばかりの大人 4 熟れごろのトマトに宛てる包丁の力加減をなぜか…
1 道連れにしてくれないか側溝に吸われて消える不都合たちよ 2 潰したらだめって思うけど潰すニキビみたいにきれいな私 3 「平凡」は異常なほどに難易度のとにかく高い才能でした 4 屋根のない場所で待ってるもし雨が降ってき…
1 砂浜で煌めくものだけを見つけてみてみぬふりを続けてた午後 2 口数が増えても助けてが言えない割れてはじめて風船だった 3 陰口を結束帯にしてたからほしくなかった友達なんて 4 十年後 人と人とを繋ぐのはご縁、忖度、黒…
1 優劣はどこにもなくて人々はみんな「違い」を持っているだけ 2 陽炎のせいにできるね目が合ったときに殺意を抱いたことも 3 今日ひとつ嘘をついたよきみのこと嫌いだなんてすぐばれるのに 4 二の腕で空を飛べると信じてるそ…
1 かくれんぼ西陽の部屋で首を振る扇風機にも見つけられない 2 「美しい」ほかに言葉が要るだろうか夕立のあとの改札のきみ 3 くだらないことだけをして公園でコンビニアイスを分ける夜が良い 4 わたしには泣いてるように見え…