浜辺で花火

あらすじ

社会福祉学を専攻する平凡な女子大生の聡美は、ある日のアルバイト中に同期生の聖也からこんなことを告げられる。

「今日、この店が閉店したら俺、死んでもいいかな?」

突然の言葉に面食らった聡美だったが、戸惑いつつも彼に一つの提案をした。

「じゃあさ、死ぬ前にひとつ、楽しいことをしようよ」

浜辺で花火をするまでは、死なない。

そんな儚い約束をした、私と彼の、どこにでもありそうな、唯一無二の青春の1ページ。

主な登場人物

白川聡美しらかわさとみ(21)
社会福祉士と精神保健福祉士を志す大学3年生

桐生聖也きりゅうせいや(21)
聡美の同期生。なぜか聡美に「死んでもいいか」と許可を求めてくる

佐宗亜梨実さそうありみ(22)
不祥事で芸能界を追われた元アイドル

唐島美穂からしまみほ(20)
聡美たちの同期生で桐生の元恋人

加藤美里かとうみさと(21)
聡美たちと同期生の「優秀な」学生


プロローグ

一限目 自転車

二限目 噂

三限目 ぱん

四限目 蛙さん

五限目 再会

六限目 友達

七限目 動機

八限目 笑いごと

エピローグ