あらすじ
古城はるかは姉と二人暮らし。慎ましいながらも穏やかな日々を送るパティシエ志望の少女だ。
はるかは、とある街で起きた傷害事件をきっかけにして、殺人願望を間接的に満たすために刑事となった男に命を狙われることになる。
はるかの姉、るいが行きつけにしている美容室「テラエシエル」の美容師、秋川浩輔は思わぬ形で事件に巻き込まれていく。
しかし、何が起きたとしても、そのすべてがどこか他人事のようにしか浩輔には感じられない。なぜなら浩輔の心は、すでに滅んだ星の光を、今でも求めているから。
主な登場人物
秋川孝輔(38)
美容室「テラエシエル」に勤める美容師
西条隆史(38)
美容室「テラエシエル」のオーナーで、浩輔の学生時代からの友人
葉山秋広(27)
警視庁捜査一課の若手刑事。殺人願望を間接的に満たすため刑事になった
若宮香織(26)
警視庁の事務員。父親は警視総監であることは周囲には秘密。葉山に想いを寄せる
白峰果子(??)
素性不明の占い師。その正体は……?
古城はるか(19)
パティシエ志望の女性。葉山に狙われる
古城るい(28)
はるかの姉。会社員としてはるかの夢を応援している