短歌 メッセージボトルを拾うどこからが過ちだったなんて知らない
1 メッセージボトルを拾うどこからが過ちだったなんて知らない 2 歩けども地を這う蟻の賢しさに敵わないこのくたびれた肝きも 3 向日葵が枯れればすぐに刈り取ってその断面を凝視するきみ 4 輝きを手にしたいとき宝石じゃなく…
1 メッセージボトルを拾うどこからが過ちだったなんて知らない 2 歩けども地を這う蟻の賢しさに敵わないこのくたびれた肝きも 3 向日葵が枯れればすぐに刈り取ってその断面を凝視するきみ 4 輝きを手にしたいとき宝石じゃなく…
1 殴っても謝らなくて済むように払ったものは犠牲かカネか 2 テンプレを剥がす知性を身につけよ9月1日迎え討つため 3 もぎたてを齧る以上の贅沢は必要がない夏のまんなか 4 知ることとわかることとは別物だ 夜風がすでに秋…
1 向日葵の前向きなさまなぜかしら枯れた姿を想ってしまう 2 サイダーの泡のすべてが意思を持つ気がしてしまう夏は嫌いだ 3 ハードルが高いのならば蹴り倒すスタンスだってあっていいだろ 4 悪役は悪い奴にはできないと祭囃子…
1 冷凍庫 氷 倫理の通じないスマホに払うカネがあるなら 2 降ってきた 晴れてるよ? いや降ってるよ きみがいうならそうなんだろう 3 うまくやることが優しく在るよりも重要なんて ざらめが苦い 4 怪談とバンジージャン…
1 母になる笑っちゃうほど不安でも大丈夫ってもう気づいてる 2 狂犬と呼ばれたきみはその歯牙を自ら捨てて絵本を探す 3 伝えても伝えてもまだ届かないから何度でも好きと伝えよ 4 執着は劣等感の表れと認めぬ者が縋る暴論 5…
1 愛しさのあまりおかしくなるなんて正常なことだと思うけど 2 きみの目が夜になるとき雷鳴はわたしの中で それでも、と告ぐ 3 銃口を向ければそれは銃口を向けられていることを意味する 4 弾倉に愛が詰まっていることを気づ…
1 失恋をした日は世界が滅んでも構わなかった(むしろ滅べと) 2 猛暑日の上を地獄と呼んでみるあながち外れていない気がする 3 どうしたらいいと思う? ときく人は欲しい答えが決まってる説 4 グラタンも豆乳鍋もピザまんも…
1 愛という大義名分 海に行くのではなくって還るんでしょう 2 財源を生命倫理より熱く論じ昂る教授の稼ぎ 3 泣いたあと洗顔をする余力など残らないほど全力だった 4 青い鳥ではなく青くされた鳥ゲニポシド的人間讃歌 5 昼…
1 本当に愛の反対語だろうか無関心こそ心地よい街 2 UFOが出る街に住み金曜はホットケーキとラジオときみと 3 つぶつぶが飲み口近くに残ってて遅刻しちゃった だけど好きだよ 4 成果だけ欲しがる人が風を待つ私を嗤うため…
1 とぼけてる? えっと、あははと笑うきみ なんだやっぱりとぼけてんじゃん 2 痒みとは時に痛みよりもつらい手の届かないものほどきれい 3 思い込むとてもかわいい私だし選んだものは全部正解 4 ときめきを返せと吐けば丁寧…