生きてるかい。ときめいてるかい。4月なのにとても寒くて、まだウルトラライトダウンのお世話になっています、笹塚です。突然ですが「おばちゃんにクラスチェンジした話」を今日は書きたいと思います。
おととい、新元号が発表されましたね。発表の瞬間、私は電車の中にいたのですが、年度末進行からの疲れと新しく変わった薬(睡眠薬がなくなって、別の形で眠ってみようチャレンジ中!)が体になじまなくてとにかく眠くて、
ぐっすり眠っていました。
それで職場の最寄り駅に着いてのろのろと起きて、歩き出したのですが、そこでふと気がつきました。
あ、もしかして今この空間にいて新元号を知らないのって、私だけかも!
えええ、なんだかなかなかないシチュエーションじゃない? すごい面白い。この際、「いかに長くこの『最高の孤独感』を味わうか」試してみようと考えました。真性のひねくれ者のしそうなことですよね。ええ。
私がどんな顛末で新元号を知るに至ったかは機会があれば別の記事に上げるとして、新元号が発表されてふと思ったことがあります。
あ、「昭和」って結構昔なのか。しみじみ。
私は昭和生まれなんですが、年齢も年齢だし、もう立派な大人、いえもっと正直に言えば立派な「おばちゃん」なのです。若さわずごーん。
でもさ、それって嘆くばかりのことじゃないと思うのです。よくぞ今日まで生きてきた!と自分を心からねぎらってあげたい。年齢を重ねて、若さこそ確かにどこかにいってしまいましたが、得たものもたくさんあります。
①細かいことを気にしなくなった
「○○さんが△△って言ってた~」とか「□□さんの態度が冷たかった~」とか、他者に因っている言動や態度を、いちいちそんなに気にしなくなりました。だって人は人。私が変えられるのは私だけ。だったらいちいちイガイガしないで、朗らかに過ごしたいものです。
②度胸がついた
学生時代の自分から、今の私は想像もつかないと思います。ゼミでのプレゼンでさえ「えっと、あの……」を連発してモジモジしていた奴が、今や数十人~百人の前に出て「はい、皆さんどうもこんにちは! 笹塚と申します!」からの一時間しゃべり続けるお仕事に就いているなんてさ。そして講演は緊張するけどものすごい楽しい。やりがいも半端ないです。
③精神科医との関係
精神科医との関係も劇的に変化しました。発病当時は本当に、私も親も混乱していたので、主治医の「おっしゃること」は真実だし信じなければと思っていたのですが、ありがたいことに母が、私より先に目を覚ましてくれたんですね。当時の主治医のあまりに横柄な態度に、私より導火線のやや短い母が、「すみませんけど。あなた何様? お医者様? あまり笑わせないでくださいね^^」と啖呵を切ったのです。。その時はめっちゃびびったけど、「あ、そうか、患者にも『上質な治療を受ける権利』があるんだよな」と気づいてからは、私は医師からしたら「扱いづらい」患者だったと思います。上等よ笑。
発病当時はまだ女子大生だったし、弱弱しい感じも一種のスパイスだったのかもしれませんが、若さわずごーん(2回目)の今、神経が図太くならざるを得なかったというか。だから名誉院長とやらが診察室で、どでーんと足を組んで座って待ち構えていても、私はにこにこと、
「いい感じの処方、見繕ってください☆」
と言えたのです。よく、主治医との信頼関係が云々~と言われますが、そもそも対等じゃないと、そんなもん築けないでしょ。
④一周まわって楽になった
自分はもう若くない、おばちゃんだ!という自覚を持つと、不思議といろいろな束縛が解かれます。いい歳してアクシーズファムの服を着るのはどうなんだろう、とかいい歳してカフェでのんびりするのが好きだとか言えないとか、「いい歳して」の抑圧が少し前まですごかったのですが、おばちゃんだってアクシーズ着たいですし、カフェめぐりだってしますし、別にそれでいいんじゃないかな?と。それを他人がどう評価しようと、それはその他人の問題。抑圧は私自身の問題。その整頓ができたので、かなり楽になりました。
まとめ
つまり、いろいろと「適当な感じ」を会得したということかな。おお、なんだかレベルアップして新しいスキルをゲットした気分!RPGの「経験値」とはよくいったものですね。どこまでレベルアップできるのか、クラスが「おばちゃん」のうちにどこまで多くのスキルをゲットできるのか、この先も本当に楽しみです。おほほ。