勝てる気がしない

年度始めから高熱にやられて、ふらっふらの月曜日でございます。
内科の薬だけで数えたら9種類も出されてて、うおお一番具合の悪かった十数年前の精神科の処方を越えてる〜と(今は精神科は単剤処方が主流なので、そんなに飲んでないよ。エビリファイ+セロクエルのコンボで戦ってます!)。

錠剤とカプセルなんですが、「一回二錠」の猛者もいて、だから数だけで言えば13個、飲んでるんですよ。食後に飲むことになってるけど、薬だけでおなかいっぱいになりそうです。

さて、昨日の夜は特に調子が悪くて、気分も落ちていたので、夫にひたすら話を聞いてもらっていました。夫は職業柄、人の話を聞くのが上手いのです。ありがたや。

すっかりしょぼくれた私が、
「それでね……こんなことがあってさ……」
とこぼすのを、
「うん、うん」
と頷きながら、何やらスマホにメモする夫。
ひとしきり話し終えると、私が勝手にすっきりして、
「うん、ありがと! かなり楽になった」
とお礼を伝えたのですが、夫は相変わらずスマホとにらめっこ。
「何か書いてるの?」
「あ、うん」
真剣な表情の夫。やや間をおいて、何やら納得した様子で、私にスッとスマホを渡してきました。
「え?」
「これ……」
「え?」

私の目に飛び込んできたもの、それは衝撃の文字列でした。以下に全文を転載します。転載しますからね!よい子は【絶対に】真似しちゃダメだよ!

***

新説 桃太郎

むかしむかし、あるところに桃太郎が住んでいました。桃太郎が川へ洗濯に出かけると、上流からお婆さんが流れてきました。

大変だ!

桃太郎はすぐにふんどし一丁になって、その鍛え上げられた肉体美を披露しました。すると、その大胸筋めがけてお婆さんが川から這い上がってきました。

めでたし めでたし

***

私「な……⁉︎」

これでも私は趣味とはいえ、いろいろ書いてきました。いくつか作品も生み出しました。でもね、こんなコンパクトにまとまっててかつカオスな話、とても書けないですよ……。

勝てる気がしない。

ライバルは一番身近なヒトでした☆とか?

まじか!

ちょっとーやだー刺激されてまた何か書きたくなっちゃったじゃないのー(*´ω`*)←実は嬉しい

noteやればいいのにーと勧誘したのですが、夫は相変わらず何を考えているのかわからない飄々とした表情で一言、

「いや、僕はmixiで十分だよ」。

懐かしいなぁオイ。IDもパスワードもどこかにいっちゃったよ。

ていうか、私の話は聞いてなかったんかい!!

ますます我がパートナーの謎が深まった日曜日の夜でした。はー、早く熱下がらないかなぁ……。