突然に私の頬に雨が降る 過日に捨てた夢の破片だ
セイハロー、天国に向けセイハロー、そろそろ着いた頃だと思う
優しさはこころの果実と心得て熟れたらそっと左手でもぐ
北風に怯えた日々もあったけどジャズのリズムで乗り越えてみて
あたたかさだけが正しいわけじゃない 気づきを与えてくれる冷たさ
棘や毒、牙よりもっと怖いのは言葉という名のヒトの劇薬
被害者が誰だか既にわからない 犠牲者たちがくぐる正門
この夜がずっと続けばいいのにな ヒカリはヒトを狂わせるから
背中から羽が生えたはいいけれど満員電車に乗れなくなった
るいしてあ 魔法の言葉 るいしてあ 影を縛って動けなくする