花壇に仰々しく設えられた花を見て、命がねじ曲げられているのを目の当たりにし、キラキラした街から取り残されたことを改めて思い知る。
人々が口々におめでとうというのを、耳を塞いでやり過ごしていた、夜がもうつらい。耳たぶに冷たい夜がぶら下がっている。星は変わらずにキラキラ。
虚しさをデザインすることになった。イメージが走って先入観を伐採する。眠りは優しいね、どんな嘘つきにも平等に訪れるから。
みかんを食べてうたた寝する。つけっぱなしのお笑いテレビ。正月ってそういうもの。今年の目標は?なんて聞かれて何も答えられない、答えたくない、言葉は簡単に裏切る。
命題に出会う。引き算の幸せ。喪失の快感。身を任せてふかふかのお布団で夢方面へ向かう、その懐中にはレトルトカレー。
三拍子がいいね!
早く次のおはように会いたい。さらば焦燥の日々よ、迷っている時間はもうあまりないんだ。ステータス異常なんて、ずいぶん前からだったじゃない。
気取るなんてやめなよ、キラキラした楽しいことをたくさん想像してみよう、わざとらしささえ愛しくなれば、怖いものなんてもう何もないんだから。
おやすみ、命は同調圧力には屈しない。