偶然だ 血が赤いのもぬるいのもなかなか止まることがないのも
ブラウスのピンクのしみは確実に君に恋した盛夏の残滓
オレンジを食べた! 朝から君のこと早く壊してみたいと願う
たまさかに君の生存を知ったよ 鳥よ夜風よ黄金(こがね)に染まれ
人々は緑が多い方がよく想定内であればなおよい
皆様が空の青さを謳うなら私は何にも服従しない
夜空からあなたが降った宵以来、水晶体に生命の棲む
赤と青 混ざったことがそもそもの間違いだったと月が泣いてる
透明な気持ちをすべて解剖す 命をかけた卒業論文
ざまあみろ 赤橙黄緑青藍紫 言えたところで全部消えてく