混濁した季節に
清く正しく堕ちていく貴方は
只管に美しいね
埋めた傷なら芽吹いたよ
小学生に観察されているさ
錆びた悩みなら絡め取ったよ
中学生が興奮しているさ
浅はかな朝は
そろそろ暴かれるでしょ
神様の逃げ出した視界には
居場所を得た魚どもが
ひたひた泳いでる
傷跡だって
嘘だって
嫉妬だって
羨望だって
全部もう舐めとられているでしょ
(手遅れ、ですね)
真実と虚構が混ざっていくの
抹茶ラテみたいにマーブル模様に
その中を貴方はニコニコ泳ぐんだ
隠した舌が重なったけれど
それ、何枚目?
傷つく理由が愛でなければ
苦しくなんてならないのに
渋いんだか甘いんだか
もうよくわからない
魚どもがマグカップの中で
いつものことと言わんばかりに
貴方と一緒に溺れてる