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風を受け素直に泣けた夜にだけ銀河の果てに咲く花がある
2
もう二度と会えない人にLINEするしゃぼん玉みな壊すつもりで
3
花束を贈りたい人がいることより重いわけなど知りたくもない
4
花びらを口に含んだ夜のこと忘れないでね忘れないから
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綻んでゆくつぼみたち夢の中でなら許せる時間のなかで
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可能性 閉じてゆくそのプロセスに野花をそっと添える指先
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しゃぼん玉必ず割れるのにきれい必ず割れるからこそきれい
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「ライフイズビューティフル」でも美しいと書いてたぶんかなしいと読む
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花かんむり編んでくれたのはゆうべ魚を三枚おろしにしたひと
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いま涙風に預けて前を向く支度を始める(ほんとにごめん)