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右耳にはじめてあけたピアス もう戻れないのが心地よかった
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耳たぶの存在意義を問いかけて二の句失う缶チューハイよ
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風の丘 耳にピアスを欠かしたら自分らしくはあれないだろう
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二番目じゃダメなんですと涙声ゆれるピアスに嵐の予感
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どれくらい情けなければいいだろう真夜中に聴くピンクフロイド
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新しく増えたピアスホールの意味 ただの傷口として今はまだ
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耳たぶは優しい場所だ誰しものそれがふにふに(触ってもいい?)
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ベランダで風の歌うを聴いている遠く遠くでサイレンが鳴る
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右耳のほくろを占うためだけにそんな近くに寄ってもいいの
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終わっても耳たぶだけは居残ってふたりの体温未来へ遺す