カルーセル止まらぬうちに咳隠す くるくるくるって楽しいねって
難しい顔をして聴くJ-POP あたしひとりで死んでいくんだ
手を振って笑ってないで今すぐにロックスターとして突っ込んで
受話器から聞こえる声を握りしめ硬化してゆく夢のあとさき
海のない街で育った君の口からウミネコの鳴き声を聞く
指先も濡れているからもう少し待っててピアス外したら鈴
飴玉を転がす舌の色見せて 青、むらさきにそれから私
ストーブはまだいるのかなこんなにも近くにあって息してるのに
ひとりごとそれがいつしかふたりごと 調子の悪いラジオみたいに
後悔はしないけれどもあと少し創意工夫が必要みたい