紅涙確率
雨はまだ降っていない 街の話だけれど 木枯らしのエチュードで 枯葉たちが踊っている 雨はまだ降ってくれない 心の話だけれど 涙を流せなくなってから 道化がずっと笑ってる 心を開けと人は言うけれども 開いたら開いたで傷…
雨はまだ降っていない 街の話だけれど 木枯らしのエチュードで 枯葉たちが踊っている 雨はまだ降ってくれない 心の話だけれど 涙を流せなくなってから 道化がずっと笑ってる 心を開けと人は言うけれども 開いたら開いたで傷…
透明な絶望に色を与えるよりも 既に血が赤いその理由を考える 幻と仲のいいあなたの抱く傷は 私には癒すことができないけど 透明な感情に意味をつけるより 一緒にいることを月並みだけど 運命とか決まりと呼んでみたい お互いの過…
優しさなんて表明しなくても 塩麹に漬けた鶏むね肉を 焼くだけで伝わる想いがある 愛なんて言葉にしなくても 一緒に洗濯物をたたむだけで そばにいる意味は成立する 疲れて帰ってきたら お風呂を沸かすし 喉が渇いていたら …
今日は【ふたり】にとって大切な日になりました。 許し、許され、大きく一歩前に進むことができました。 お互いと、支えてくれている皆さんに感謝します。 ありがとうございます。
今年も会えたね、夜空には無常以上に官能的なオリオン座。あらゆる逢瀬を見守っている。あるいは睨みつけている。 どんなに燃やしても消えないのは無責任な恋心。落ちたらみんな馬鹿になる、そういう仕組みだ、今も昔もこれからも。 街…
学校に行けないことがあたかも悪いことのような空気、風潮ってまだあるのかな。毎日のように子どもの自殺のニュースがネットに流れてて、とてもつらくなる。 だから、何度でも言う。 学校は、命を賭してまで行くような場所じゃない。 …
夕暮れがなぜあんなにも美しく、人の心を揺さぶるのか考えてみた。 朝焼けとはまた違う、「ずんずん」と心を直撃するような、「重さ」のようなものを感じるのだ。 *** 夫がしばらく出張のため、久々に実家に帰った。実家は千葉県の…
例えばトイレに行きたくて切羽詰まっている時、隣の人にやさしい言葉をかけられる人は少ない。給料日前にちょっと苦しい時、積極的に多額の募金をしようとする人はあまりいない。 みんな、余裕がないからだ。 その余裕のなさは、「抑圧…
もうすぐ九月一日。夏休みが終わる。14歳だった私にとって、これほどの地獄はなかった。夏休みはまるで、酷刑の執行猶予期間のようだった。夏休みが終われば、私はまたあの苦痛を日々味わうのか。つらい。しんどい。……死にたい。 本…
彼の仕事、ライフワークとも深く関係することらしいのですが、先日、彼がこんなことを言いました。 「人間は、言葉という文明と引き換えに抑圧から逃れ得なくなったんだね」 アタマワルイ私にはイマイチ理解が追いつかないのですが、ど…