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このおかずあたためますか？と訊かれてお願いしますと涙ぐむ夜
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新作のスイーツ登場またひとつ我の行手を阻む刺客め
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同じ色同じカロリー同じ味 棚に並んだドリアの小海老
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午前２時になるとひとつの街明かりとなって孤独を引き受けている
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ときどきはメールしてよねと別れたファミマの手前のテールライト
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雨が降るみんなひとりとふと気づく嬉しくなってコンビニへ行く
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便利さとぬくもりが手を組んだならもう誰も寂しくないのに
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毎日のようにツナマヨ買ってたらツナマヨさんと呼ばれてるとか
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失恋の帰り道にもコンビニは煌々と照るしるべとなって
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行き過ぎる人々をただ見送って街の少しをコンビニは領る
