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傷つけた人の顔にはモザイクをかけやり過ごす二月の短さ
2
泣きたいと泣くの間の距離感を埋める二月の生ぬるい風
3
花ですか、それとも可能性ですかきみが二月に失ったのは
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ただ画面のなかに映る海があり見つめるだけのぼくたちがいた
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傷あとはまだ傷だったあの頃の二月因果を知って悶える
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性格の悪さと見た目が反比例するという仮説が膾炙する
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ブレーキの音がきゅるりとたぶんあれ間に合わなかったバレンタインだ
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解剖のあとに二月の吹く刺激がほしい刺激がほしい
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春はすぐそこに来ている指先を舐めたら甘いまだ疼いてる
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チョコレート溶かすみたいに如月を口に含んで秘密を増やす