1
種を吐くときの顔すら好きだからたぶん飽きてもまた風は吹く
2
蝉を見ろあいつらすぐに逝っちまう叫ばなければ生きてゆけます
3
気づいても言わないでおく傷ついたぶんだけ人が強くなること
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この夏は地獄の蓋を開けたまま神がバカンスから戻らない
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同じ味なんだと知ったその血にはちゃんとダメなのが混ざってる
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包丁の研ぎかたを見て「心だね」にやりと笑うこの人が母
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赤信号みなで渡れば何人か減ってもみなが渡ったとされ
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「高評価・チャンネル登録よろしくね」言わないと法に触れるんですか
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トトメスに憧れていたあの夏は気に食わなさと戦っていた
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みな西を向き黙ってるバスたちに明日はそれぞれ行き先がある