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優劣はどこにもなくて人々はみんな「違い」を持っているだけ
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陽炎のせいにできるね目が合ったときに殺意を抱いたことも
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今日ひとつ嘘をついたよきみのこと嫌いだなんてすぐばれるのに
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二の腕で空を飛べると信じてるそのためなんだぷよぷよなのは
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よく笑うきみのピアスに見とれてたその宝石の名も知らないで
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エアコンはもはやみんなの命綱 夏、グロテスクな恋をしていた
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「アルバイト募集中!」の紙が夜風に揺れるばかりの無人のフロア
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なぞなぞを解くため受験勉強をがんばったって認めたらどう
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たぶんいま集中線を引かれたらとっても似合う俺は本気だ
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教室の隅に落ちてた白い花チャイムの音はサイレンだった