あらすじ
東京の西の街にある喫茶「コトノハ」。ここには人生に少し疲れてしまった人たちが、安らぎを求めて集う場所。
ある日、コトノハに「魔女」を自称する女性が現れたことから、それまでの日常が徐々に変化しはじめる。
一方、数年ぶりに精神科病院からの退院が叶った透。しかし彼の目の前には、諦観と絶望しか転がっていなかった。
そんな彼のもとに、どこか生意気な三毛猫がひょっこり現れた。この出会いがきっかけで、彼の世界は、少しずつだが色彩を取り戻していく。
主な登場人物
吉田美咲(21)
喫茶「コトノハ」で働きながらパティシエを目指す女性
神谷広樹(55)
喫茶「コトノハ」のマスター。大学生の一人息子がいる
新藤朋子(16)
高校を不登校になり、コトノハを手伝っている少女
ヨーコ(??)
ある日突然、喫茶「コトノハ」に現れた「魔女」
沢村 透(28)
地元にある精神科の病院から退院したばかりの青年
三山香月(28)
喫茶「コトノハ」の常連客で、近所の介護施設で働く女性
マグ(??)
非常に珍しいオスの三毛猫。マグロが好き。