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履歴書の特技の欄が埋められずますます自分が好きになった
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「気車」じゃなく「汽車」なんだって知ってても「×」を書き足さないといけない
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殺したいとすら思わず切先を滑らせてほら美味しい刺身
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舌足らずな伝え方でも響くならそこに嘘など存在しない
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「役に立つ」「役に立たない」で分けられ煌めくものを見落としてきた
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枯れ枝に価値がないって決めつける奴もいずれは土に還れる
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傷あともきみの一部と撫でてみる許されたのはどっちだったか
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お探しのページは削除されました ぬるいビールを飲みくだす夜
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好きだから好きと伝えたそれなのに説明責任なんて要るのか
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人間はインクの滲み 価値なんて気にしたらもうつまらなくなる