短歌 きらきらきら

1
春の街ただよっている憂鬱に魔法をかけたとしてもふたり

2
乗り越えてなんかいなくて何度でも傷は暴れるそれでも春だ

3
柔らかい刃を首にあてたまま笑うみたいな青春でした

4
魔法でもなんでもないよこの街の隅で静かに揺れるふたりは

5
日常 と 非日常 とのあわいには春のきらきらきらが棲んでる

6
包むとき欲張り破裂させちゃった あーあ、かわいそうな餃子

7
春の雪 疎ましさより美しさを感受するこの心のかたち

8
何度でもきみは壊れる何度でもきみはわたしの隣で眠る

9
こんな日はおでんに限るちくわぶと牛すじだって共存させる

10
DDR ゲームのあれと思いきや「だし道楽」と主張するきみ