神さまの処方箋
風邪をひいてしまった。思い当たるのは、薄着にベッドで、ひたすら泣き明かしたことだ。 失恋の前に「大」がつくレベルのダメージだった。もう恋なんて二度とするもんか、と強がれば強がるほど、傷は深くなるようだった。 ぼーっとした…
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風邪をひいてしまった。思い当たるのは、薄着にベッドで、ひたすら泣き明かしたことだ。 失恋の前に「大」がつくレベルのダメージだった。もう恋なんて二度とするもんか、と強がれば強がるほど、傷は深くなるようだった。 ぼーっとした…
1 モーションはスローでエモーションはリピートで若さは早送り 2 勾配のきつい坂道下るひと「ああ人生ってこういう感じ」 3 残高の0が減るたび天国が近づいてくる(そういう仕組み) 4 きみの傷、憂鬱、死にたくなる気持ち …
1 踏切の遮断機が好きあの世とはこの世の続きと教えてくれる 2 初恋は片側交互通行の道路みたいにすぐにつかえる 3 朝寝坊してもいいって気がついた朝に限って頭は冴える 4 助手席は特等席だアクセルを踏んだら消えるボーダー…
1 行き先を知らないバスに乗るようなきみのとなりで過ごす日常 2 いつかまたきみが壊れてしまったらリビングの薔薇を新しくする 3 美学には程遠い場所にある生き様をどうか笑っていつもみたいに 4 駅前のネオンがちかり瞬いて…