純愛とか笑わせんな

あらすじ

警視庁捜査一課の若手刑事、葉山秋広には少し異様な性癖がある。

それを知っていながら、警視庁随一のじゃじゃ馬事務員、若宮は葉山にすっかり惚れ込んでいるのだ。

若宮はいう。

「どうせ殺すなら、私にしてくださいね」。

ヤバすぎる性癖を持つ想い人を振り向かせるために、若宮の無茶苦茶な奮闘がはじまる。

主な登場人物

葉山 秋広はやまあきひろ(27)
警視庁の若手刑事。人間の惨殺死体を合法的に目にできるという不純な動機で刑事になった

若宮 香織わかみやかおり(25)
警視庁の事務員。実は警視総監の一人娘

高田 美乃梨たかだみのり(25)
香織の高校時代の同級生で警視庁の刑事

竹中佳樹たけなかよしき(27)
葉山の同僚刑事。美乃梨に想いを寄せている

渡瀬孝輔わたせこうすけ(31)
殺人犯の元死刑囚


プロローグ きみが生きているせいで

第一章 カフェと映画館

第二章 そっちじゃない

第三章 予感

第四章 まさか

第五章 らしさ

第六章 純愛

第七章 夢の機械

第八章 ご予定は、殺人ですか?

第九章 選択と決断

第十章 純愛とか笑わせんな

エピローグ きみが生きているから