遊んでる場合ですよ

こんばんは。今日はとてもいい天気でした。その好天と反比例するかのように、見事に昨夜は調子を崩してぐったりモードで(Twitterにはちらりと書いてしまったのですが)、私はあまり自分の精神的な症状について今までnoteには書いてこなかったのですが、さすがに久々にきつめの症状が出て。

自我が分裂する嫌な感覚……って文字にしても伝わらないよなぁ、まぁとにかく、自分が自分であるという認識や他者との意識の境界線がぼやけてやがて消えてしまう恐怖のような、ざっくり言うとそんな感じなのですけど、まーそのしんどいことしんどいこと。

「寝る」と宣言してから眠剤をどか飲みし(良い子もそうでない子も真似しちゃダメです、絶対)、それでも全然眠れなくて、しばらく夜の相当深い時間まで夫にそばにいてもらいました。どうにか眠ってみようとカモミールティーを飲んでみたり、昔使った精神保健福祉士の国家試験のテキストを読んでみたり(笑っちゃうくらい全然解けなかった)、夫の背中にくたーっともたれかかってみたり、いろいろしたけど、なかなか呪縛は解けなくて。

主治医からは「あまりやらないでね」とは言われていたのですが、その時私を支配していた声(=幻聴)や、びちゃびちゃとした薄暗い感情に突き動かされるまま、それらをオートマティックに文字に書き起こす作業を始めてしまい、夫はさすがにギブアップして先に眠ってしまいました。

それらを一通り書き終えたら、電池の切れた玩具のように、半ば気絶するようにして、私はようやく眠りを得ました。その時に書いたもの(文章とはとても呼べない)は、目が覚めたあとに読み返したらなんかもう、あーもーこれ絶対に晒しちゃダメなやつだ……ということで、速攻で消去しました。気持ち悪いという言葉がいくらあっても足りないくらいヤバいやつで、あんな言葉たちに囚われてたら、そりゃ、つらかったよね、昨夜の自分。。と、ねぎらうしかなかったですよ、うん。

発病からもう十年以上経っているので、こうした症状も、もはや自分の一部だし、いちいち不幸の水にさらすのも違うよなー、とは心得てはいるのですが、しんどいものはしんどいと〜言える気持ち〜抱きしめてたい〜(by マッキー)。

で、ここで別に病気のことをずらっと書いて終わる気はさらさらなくて、このnoteは、そこからのものっそいド鋭角なV字回復な記録としての日記なのです。

実は私、昨日の午後の段階で、翌日の予定を立てておりました。そう、今何かと話題の(?)埼玉県飯能市にできた「ムーミンバレーパーク」のチケットを予約購入していたのです。これはクレジットカード決済で、来園日付指定、しかも払い戻し期限はとうに過ぎており。

病んでる場合じゃねぇ!

私はガンガン痛む頭を抱えてどうにかシャワーを浴び、適当にサプリメントをつまんでそれを朝食認定し(こういう食生活の乱れも良くないとは思う)、今が何時かよくわからないままに出かける支度を始めました。ようやく意識がはっきりとしてきた頃、夫は洗濯物を干していました。いい意味で「放っておいて」くれたのです。この、絶妙な距離感は、お互いに障害を持つ者同士ならではのスキルかもしれません。

「起きた?」

「うん」

「大丈夫?」

「あんまり」

「ムーミンは?」

「行く」

そんな塩梅で、グロッキーなままではありましたが、車に揺られて向かうこと90分。お、何だか思ったより近い。

そしてそして、以下、語るより見てくれ! なムーミンバレーパークの記録です。では、どうぞ。











補足すると、ムーミンバレーパークは単体でそこにあるわけではなく、「メッツァ」と名付けられた空間の一部なのです。メッツァだけでも十分に楽しめそうでしたが(Wi-Fiも飛んでたし、レストランもカフェもショッピングも楽しめました)、せっかくチケットを買ったのでムーミンバレーパークに入りました。

入場料は大人1人で1,500円。追加で料金を取られるアトラクションやアクティビティもありましたが、私たちはとことんエコノミークラスで楽しみました。つまり、お金がかかるイベントには一切手を出さず、目の前に広がる穏やかな風景を満喫し、ハンモックやベンチ、ウッドチェアでぼーっとし、新緑と青空とマリーゴールド&ネモフィラのコンボの癒しパワーをひしひし感じ、とにかく気持ちのひずみのあれこれをかなぐり捨て、余計な思考を思い切って手放し、のーんびりと過ごしました。

結果、体力的にはとても歩き疲れたけれど(久々に一万歩以上歩けた)、気持ちというか精神面は、とても晴れ晴れとしておりました。無事に先ほど帰宅しまして、ホッとしております。

チケット代1,500円で(あと駐車場代が休日はプラス2,500円)、あれだけ存分に楽しめれば、もしかしなくても、某ネズミーランドよりもコスパがめちゃくちゃ良いのでは? 千葉県ラブ民としては、あまり認めたくないのですが笑。

案の定と言うべきか、ムーミンについて微塵も知らない夫が、たくさんの迷言を残してくれたので、笹塚さんV字リカバリー記念(?)に書き記しておきます。

・「スノークのお嬢さん」を、「ムーミンのカノジョ」と呼ぶ。
→違うから!たぶん。あと表現な……。

・ムーミンは冬の間は冬眠するという私の説明を受け、「じゃあ12月〜3月初旬くらいはショーが観られないのか……(真顔)」
→そこは大人の事情的なサムシングですよ、きっと。

・ムーミンってどうやって数えるの?1ムーミン、2ムーミンって数えるの?
→ムーミンは世界に一人(この単位も違うのかしら)なのです。ゆえに数えません。「単位」のムーミンに若干「那由多」感があるのは気のせいかしら……。

・登場キャラクターに日本人がいるんだね。
→え???

……ミムラねえさんのことかーっ!!(クリリンのことかーっ!!的な)

というわけで、なんだかんだで文フリに体調の照準を合わせて踏ん張って、そこから無理して火曜〜金曜まで働いた挙句、調子を派手にガタッと崩したけれど飯能の……、おっとムーミンバレーパークの大自然に癒されまくって少し元気になったよ!

というお話でした。

「飯能w 西武池袋線の終点だろw」(※真のラスボスはもっと奥にいます)

「スナフキンが2.5次元とか萎えるわー」

「いつまで続くんだかねぇ」

などの意見もあるそうですが、まあそう言わず、場所が近い人や機会や時間が都合のつく人は、一度行ってみるのをオススメしますよー。

個人的にはパークのあちらこちらに休める場所(ベンチとかいい感じの角度のウッドチェアとか)が多く設置されていたのが、体調的にもとても助かりました。

まだ開園したてなので改善の余地もたくさんあったかもしれないけど、それは今後に期待ですかねー。たぶん、外歩きにいい感じの季節(秋くらいかな?)になったら、リピートしたいと思います。

にしても、楽しかった、けれど、まだちょっと調子が変だ(汗。

今日こそじっくり、眠れたらいいなぁ。では、おやすみなさいませ。